第19回全国日本人交流会に参加しました。

木寺大使からは冒頭、中国各地で活躍する邦人への謝意を表すとともに、日中関係が全面的回復に至らない中で4月以降に少し対話の機運が出てきており、日中双方で努力しようという中国側からの認識も示されている、など日中関係の現状認識を示されました。


この後

①今まで14の地方都市を訪問し、商工クラブや日本人会関係者との懇親や日系企業訪問を通しいろいろお話を伺った、皆様のご努力を肌身に感じ改めて感謝申し上げたい

②安全・安心を守ることが私の重要な任務

③2013年10月時点での在留邦人数は約13万5千人で、前年比10.2%減、在留邦人が減ることは各地の日本人学校を支える負担も増えると思うが引き続き力強いサポートをお願いしたい

④中国人の訪日ビザは急増中、発給件数は7月だけで26万件、このペースでは過去最高を更新し年間200万件を越えるかもしれない

⑤日中関係において根本的な変化は無いが『出口が必要』との共通認識はあり、日中双方が努力しなくてはならないことは中国側にも理解されている、本年4月から日中対話の機運が高まりつつあり、9月のダボス会議以降11月のAPECにかけてハイレベル交流の機会がある

⑥日中間の経済関係、文化交流、青少年交流、地域間交流が一層促進されるようあらゆる努力をしていきたい、とのお話を頂戴しました。


各地の商工会組織の報告では、青島日本人会の海岸清掃などの社会貢献活動や、広州日本商工会の地元政府との意見交換など、各地での取り組みや課題が紹介されました。

 

会議後の大使公邸での懇親パーティーには、関係される約250名の皆様が参加され、和やかに楽しく交流されました。